Title | : | 母と娘はなぜこじれるのか (Japanese Edition) |
Author | : | |
Rating | : | |
ISBN | : | - |
Language | : | Japanese |
Format Type | : | Kindle Edition |
Number of Pages | : | 210 |
Publication | : | First published February 26, 2014 |
支配を超えて生きる!
「母の愛が重たい」という娘たちが増えている。なぜ今、母娘問題が浮上しているのか、その背景には何があるのかを、精神科医の斎藤環氏と五人の女性陣が語り合う。それぞれの実体験をもとに、女性ならではの感覚やジェンダーについて深く論じ、母娘問題を克服するためのヒントをも示す、待望の対談集!
1 母と闘うということ―田房永子×斎藤環
2 母は一個のわからないもの―角田光代×斎藤環
3 母への罪悪感はなくならない―萩尾望都×斎藤環
4 臨床現場から見た母と娘―信田さよ子×斎藤環
5 母娘問題は時代の産物―水無田気流×斎藤環
斎藤環(編著) 田房永子(著) 角田光代(著) 萩尾望都(著) 信田さよ子(著) 水無田気流(著)
「母の愛が重たい」という娘たちが増えている。なぜ今、母娘問題が浮上しているのか、その背景には何があるのかを、精神科医の斎藤環氏と五人の女性陣が語り合う。それぞれの実体験をもとに、女性ならではの感覚やジェンダーについて深く論じ、母娘問題を克服するためのヒントをも示す、待望の対談集!
1 母と闘うということ―田房永子×斎藤環
2 母は一個のわからないもの―角田光代×斎藤環
3 母への罪悪感はなくならない―萩尾望都×斎藤環
4 臨床現場から見た母と娘―信田さよ子×斎藤環
5 母娘問題は時代の産物―水無田気流×斎藤環
斎藤環(編著) 田房永子(著) 角田光代(著) 萩尾望都(著) 信田さよ子(著) 水無田気流(著)
母と娘はなぜこじれるのか (Japanese Edition) Reviews
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題名が気になった+「萩尾望都」の名前が見えたので、借りてみた。
メインで書いている人が、男性だと知らずに対談を読み始めたが、男性だからこそ、女性が知らず知らずに言語化せずに内包している葛藤を、適格な言葉と外部の視点から質問していて、興味深い内容だった。
私も大人になってから、母と祖母の関係が如何に不健康なものだったかを知った。
そして、ここ数か月は祖母のグループホームへの入居で、母と祖母の関係を間近で見る機会が増え、また、母と「母娘関係」について話す事も増えた。
私と母の関係は母と祖母との関係とは180°違うと言っても過言ではないけれど、それでもやはり色々問題があると思う。その、言語化できない思いを、斎藤氏と対談した人々(萩尾望都も!)体験していたんだと思うと、人間の体験する事って皆似てるのかな、と感じた。
また、男性研究者が書いているけれど、変に上から目線でもないし、かと言っておもねる感じでもないので、流石プロだな、とも思った。
今まではフロイトを初め「父と息子」の関係にばかりスポットライトが当たっていた。
女性同士の問題は、全く問題視されないか、些細な事、ヒステリーの問題、まともに研究するほどの事ではないもの、男性の人間関係と似たようなもの(けれど比べるとレベルが低いもの)、と扱われてきた気がするが、
この本は、母や女性というものを、「男性の偽物」的に捉えずにちゃんと別ものとして研究しようとしているのが嬉しかった(というとちょっと語弊があるか)
読んでいて楽しいものではないけれど、興味深く読めた。
(正直、序と萩尾望都の箇所以外はパラパラとしか見てないけれど…)